(1) 4小節目あたりのB♭7 - A7
さて。
シャレオツにぶちかますための第1関門が、4小節目のB♭7 - A7。
これをどう捉えるかというと、わたしは♭1つのキーのマイナーのサブドミナント - ドミナント - トニックの進行と思っています。
ゴール(トニック)は、Dm7。
♭1つのキーのマイナーの調でよく使う4和音はこんな感じです。
基本でいうと、B♭はB♭△7になるのですが、これをB♭7に変化させてブルージーな響きにすることがあります。
どういうのがあるかというと、まずはゲゲゲの鬼太郎。
♭1つのキーで書くと、
もろにこのコード進行です。B♭7-A7-Dm7。
美空ひばりさんの真赤な太陽とかもこのキーで書くとこんな感じ。
ジャズの曲でいうと枯葉の最後もそうですし、他にもAlone Togetherの最後とか。
なんせ、この系統かと。
で、このB♭7とA7。
使えるスケールの例としてはこのようなものがあります。
名前がめんどくさいですが。
リディアン フラット セブンス スケール。
リディアンスケールの7度の音をフラットさせたっていう話です。
ハーモニック マイナー パーフェクト フィフス ビロウ スケール。
HmP5↓とか書いたりします。
完全5度下(パーフェクトフィフスビロウ)のハーモニックマイナーのスケール、すなわち、Dのハーモニックマイナーのスケールとおんなじって話。
A7のところはオルタードスケールでもいけます。