Feel Like Makin' Love (2)

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(1) 4小節目あたりのB♭7 - A7

 

さて。

シャレオツにぶちかますための第1関門が、4小節目のB♭7 - A7。

これをどう捉えるかというと、わたしは♭1つのキーのマイナーのサブドミナント - ドミナント - トニックの進行と思っています。

ゴール(トニック)は、Dm7。

 

♭1つのキーのマイナーの調でよく使う4和音はこんな感じです。

基本でいうと、B♭はB♭△7になるのですが、これをB♭7に変化させてブルージーな響きにすることがあります。

 

どういうのがあるかというと、まずはゲゲゲの鬼太郎。

♭1つのキーで書くと、

もろにこのコード進行です。B♭7-A7-Dm7。

 

美空ひばりさんの真赤な太陽とかもこのキーで書くとこんな感じ。

ジャズの曲でいうと枯葉の最後もそうですし、他にもAlone Togetherの最後とか。

なんせ、この系統かと。

 

で、このB♭7とA7。

使えるスケールの例としてはこのようなものがあります。

名前がめんどくさいですが。

リディアン フラット セブンス スケール。

リディアンスケールの7度の音をフラットさせたっていう話です。

 

ハーモニック マイナー パーフェクト フィフス ビロウ スケール。

HmP5↓とか書いたりします。

完全5度下(パーフェクトフィフスビロウ)のハーモニックマイナーのスケール、すなわち、Dのハーモニックマイナーのスケールとおんなじって話。

A7のところはオルタードスケールでもいけます。

いけるって言われても、どういけばいいのよ、って話になるんですが、それは次回に。

 

(続く)