Sweet Love of Mine(2)

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さて、いかにアドリブするか。

 

毎回、おんなじこと言ってますが、凡人は、考える前にコピー。

Jackie MaLean先生のアドリブを採譜してみました。

 

アルトサックスの人が読むことが多いと思うので、in E♭の譜面です。

まずは1コーラスめ。 

レッテルA2の5-6小節め、Am7-D7にかけて。

Am7のとこが、メロディックマイナースケールの音使いになっています。

ちなみに、次のD7を#11のテンションをイメージしてDのリディアン♭7thスケールでとったとき、

これは、Am7のメロディックマイナーとおんなじになります。

 

懸案のBメロ2小節めまわりはこんなの。

(残念ながら)C7のところはオルタードではなく、強いて言えばCのコンディミ的な音使い。

C#の音が強調されてます。

 

F△7のとこでファの後に再びC7のコンディミみたいなのが出てきます。

これ、2コーラスめも似たような感じ。

C7を引っ張ってる、とみるのか。

2コーラスめも見てみましょう。

懸案のBメロ2小節めまわりはこんなの。

 

 

(またしても残念ながら)C7のところはオルタードではなく。

っていうか、さっきのとあんまり変わりません。

次のF△7の音使いもおんなじ。

 

そのあとの、F#m7(♭5)のところは1コーラスめとちょっと違います。

なんとかm7(♭5)のコードにはロクリアンが使えます、みたいなのを一番最初に覚えるわけですが、

※Bm7(♭5) ならシドレミファソラシ、F#m7(♭5)ならファ#ソラシドレミファ#

それの2つめの音を半音上げているスケールです。

 

アルペジオでいうと、ファ#ラド#ミソ#、のように、ナチュラルの9thテンションをイメージした感じ。

 

暗いながらもキラキラ感があって(謎)好きな響きです。

えっと。

 

Bメロ2小節めのC7alt/C#。

お前のC7オルタード説はどこへいったんや、という話なんですが。

 

2'52あたりのトランペットのソロで出てきます。

4'31あたりのピアノのソロは、もろコンディミ。

 

ま、なんか、そのあたりでお願いします、ということで。

これのバッキングトラック(マイナスワン)、こちらにございます。