Jackie MaLean先生のアドリブを採譜してみました。
アルトサックスの人が読むことが多いと思うので、in E♭の譜面です。
まずは1コーラスめ。
レッテルA2の5-6小節め、Am7-D7にかけて。
Am7のとこが、メロディックマイナースケールの音使いになっています。
ちなみに、次のD7を#11のテンションをイメージしてDのリディアン♭7thスケールでとったとき、
これは、Am7のメロディックマイナーとおんなじになります。
懸案のBメロ2小節めまわりはこんなの。
(残念ながら)C7のところはオルタードではなく、強いて言えばCのコンディミ的な音使い。
C#の音が強調されてます。
F△7のとこでファの後に再びC7のコンディミみたいなのが出てきます。
これ、2コーラスめも似たような感じ。
C7を引っ張ってる、とみるのか。
2コーラスめも見てみましょう。
懸案のBメロ2小節めまわりはこんなの。
(またしても残念ながら)C7のところはオルタードではなく。
っていうか、さっきのとあんまり変わりません。
次のF△7の音使いもおんなじ。
そのあとの、F#m7(♭5)のところは1コーラスめとちょっと違います。
なんとかm7(♭5)のコードにはロクリアンが使えます、みたいなのを一番最初に覚えるわけですが、
※Bm7(♭5) ならシドレミファソラシ、F#m7(♭5)ならファ#ソラシドレミファ#
それの2つめの音を半音上げているスケールです。
アルペジオでいうと、ファ#ラド#ミソ#、のように、ナチュラルの9thテンションをイメージした感じ。
暗いながらもキラキラ感があって(謎)好きな響きです。
えっと。
Bメロ2小節めのC7alt/C#。
お前のC7オルタード説はどこへいったんや、という話なんですが。
2'52あたりのトランペットのソロで出てきます。
4'31あたりのピアノのソロは、もろコンディミ。
ま、なんか、そのあたりでお願いします、ということで。
これのバッキングトラック(マイナスワン)、こちらにございます。