ジャズのアドリブでよく使われるアプローチノートの練習です。
各コードの4和音のコードトーンをターゲットとしたとき、そこに、一定の規則で「勿体をつけて」迫っていく感じ。
規則によってはアプローチノートにスケール音以外の音が含まれるので、フレーズの色彩感が増し、いわゆる「ジャズっぽい」フレーズを作っていけます。
この規則は無数にあり得るのですが、ここでは、よく出てくる実用性が高いものを簡単なものからやや難しいものまで、9つ取り上げています。
(1) Chromatic Approach
半音下からコードトーンにアプローチ
(2) Scale Note Approach
1つ上のスケール音からコードトーンにアプローチ
(3) Double Chromatic Approach
全音下と半音下の2音で半音階的にアプローチ
(4) 2 notes Approach -1
1つ上のスケール音と半音下の2音で挟み込んでアプローチ
(5) 2 notes Approach -2
半音下の音と1つ上のスケール音で挟み込んでアプローチ
(1つ上のスケール音がコードトーンの半音上のときは、全音下と1つ上のスケール音でアプローチ)
(6) 3 notes Approach -1 (enclosure)
1つ上のスケール音とダブルクロマチックで挟み込んでアプローチ
(7) 3 notes Approach -2 (enclosure)
ダブルクロマチックと1つ上のスケール音で挟み込んでアプローチ
(1つ上のスケール音がコードトーンの半音上のときは、ダブルクロマチックを半音下げてアプローチ)
(8) 4 notes Approach -1 (enclosure)
(下からダブルクロマチック、上からダブルクロマチックで挟み込んでアプローチ)
(9) 4 notes Approach -2
(全音上とその全音下、半音上とその全音下でアプローチ)
わたくしが4小節吹きますので、そのあとに同じことを4小節吹いてくださいませ。
どのコードの何度の音にどのように向かう、ということを意識できるとよいかと思います!